ロリ少女官能小説集:百合と百合が蕩けあう夜(1)

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――後輩の指が、唇が、先輩の首と唇に触れ、蕩けるような快感に心奪われ濡れた性器が、吸われ、舐められ、擦られて、彼女は歓喜の吐息を漏らす。

【作品概要】
瑠花、るか、あの子の名前。なめらかな?と桜の唇。母性をくすぐる大きな瞳。懐に入る気さくな性格。首から下が綺麗な丸みを帯びていて、目を逸らすには甘すぎる女の色香を匂わせている。時折覗く胸元がゾクリとするほど艶めかしくて、あの子に見上げられるたび、美波は濡れて疼くのだった。今年の新入社員「伏島瑠花(22)」は、「迎田美波(25)」が指導する愛おしい後輩である。美波は瑠花を優しさの中で教育し、休日は一緒に映画を見るなどプライベートも共にしていた。だが、美波は、そこから先に踏み込めない。拒絶されることが怖くて、関係が崩れることが怖くて。……しかしある日、バーでお酒を飲んだあと、火照って顔を赤らめた瑠花が、美波の身体に抱きついてくる。後輩の指が、唇が、美波の首と唇に触れ、蕩けるような快感に彼女は心を奪われていた。柔らかな身体と身体が重なり合って混ざり合う。鼻と首、口と胸、指と陰核、足と肉裂。愛情と肉欲とシーツの海にぬめりながら溺れるふたりのからだのはなし。(小説本文の文字数:約58000字)

百合と百合が蕩けあう夜 レズビアンな後輩と真面目で奥手な先輩が吸って舐めて撫であって、愛欲と快楽に乱れながらとろとろになって溺れる夜 (YK百合レズビアン文庫)
百合と百合が蕩けあう夜 レズビアンな後輩と真面目で奥手な先輩が吸って舐めて撫であって、愛欲と快楽に乱れながらとろとろになって溺れる夜 (YK百合レズビアン文庫)

★★★

【第1章:傾きかけた月の夜】
授業終了のチャイムが鳴ると、迎田美波は早足でバッグも取らずに廊下に向かった。期待なんてしてはいけない。期待は失望の母親だから。他のクラスは既に授業を終えていて、同級生の賑やかな声達が混ざりながら耳の左右を抜けていく。しかし、どんな声も、全く耳に入らなかった。黒く美しいショートヘアが流れて揺れて、期待と不安と興奮が汗に溜まって雫となり、ひとつぶ、またひとつぶと、日焼けた頬に垂れていた。真っ白なハイソックスに守られた足が交互に歩み、歩速がぐんぐん高まって、心臓の鼓動が高鳴るとともに、彼女は赤くなっていた。彼女はいつもの迎田美波じゃなくなっていた。17歳の、熱を帯びた肉体だった。

部活によって引き締まった肉体美を備えた足は、紺のスカートに覆われつつも、歩くたびに素肌が見える。上履きが廊下を踏み、大勢の足音に小さな音をいくつも混ぜて、ベージュの制服セーターに包まれているその腕で駄弁る人混みを何度も何度もかき分けて、階段を下る生徒に逆らい、わずかに呼吸を早めつつ、美波は一段また一段と第二校舎の屋上に半ば駆けていくのであった。一段、二段、三段と、階段を登るたびに、下校する生徒達の話し声が遠くなり、美波が歩く速度もだんだんと落ち着いて、それなのに呼吸が次第に荒くなってくる。誰もいない屋上間近の踊り場にまでたどり着くと、ゼンマイが切れたかのように美波の足が固まった。

ふとももに汗が流れている。下着がお尻に張り付いている。黄ばんだ床のタイルの上で、すらりとした足で立ち尽くし、ハンカチで額の汗を拭き、上方に立ちはだかる屋上の扉に目を向けた。凛として美しい美波の顔が緊張のあまり紅潮していて、迷子になったかのように瞳がひどく潤っていて、二重まぶたの長いまつげが透明色の涙を含み、赤い唇のあいだから時折息を吐いていた。大切な日のために奮発したリップグロスで、美波の口元が美味しそうに艶めいている。整った鼻が、すっと辺りの空気を吸った。

先ほどまでうるさかった生徒達の話し声は、すでに鼓膜をくすぐる程度に弱まっている。屋上は誰にも邪魔されない場所だった。期待なんてしてはいけない。期待は失望の母親だから。息が漏れた。生唾が喉を通った。手のひらが濡れてきたので、ポケットの中のハンカチを握りしめた。ソフトボールの大会でバットを握った時だって、私の手のひらは、これほどまでには濡れてなかった。セーターの中のシャツが汗ばんでいて張り付いていて、ブラジャーもショーツも汗によって湿っている。身じろぎした。胸元の赤いリボンがかすかに揺れた。大きな瞳が揺れて迷い、汗ばんだ指が震えてて、階段の手すりをそっと握って、一段、もう一段、屋上へと登っていく。

あの子が、もし、本当に、あの子が先に来ていれば、屋上の扉の鍵は開いているはずだった。美波は階段を登りきり、呼吸を置いて、ドアノブを優しく回す。鍵がかかっていなかったので、中学からの親友が先に来ていると分かった。震える腕で扉を開ける。わずかな段差をそっとまたいだ。下着の汗に愛液が混ざり始めていたかもしれない。上靴の裏側が屋上の床を踏みしめた。

欄干の向こうには青空が敷かれていた。崩れて散らばる巻積雲が青に重なり薄く広がり、その下に立っているロングヘアーの女の子が、屋上のコンクリートに影を長く引いていた。制服のスカートと、彼女の毛先が揺れている。美波と同じ服を着て、同じ学年に所属している女の子。おそるおそるといった動きで美波が扉の外に出ると、背後の扉が自然に閉まり、人為的なその音でロングの女性が振り返る。茶色の、ふわふわの、良い香りのその髪が、秋の空気に誘われてわずかに東に流れていた。罪づくりなほど可愛らしい小柄な彼女のその顔が、困ったように、恥じらうように、破顔したので子宮が疼いた。美波は身体が熱くなるのを感じていた。ほのか。名前が、甘い名前が、神経細胞の愛欲を刺激する。

白い上履き、白いソックス、紺のスカート、ベージュのセーター、白いシャツ、赤いリボン、同じ制服を着ているのに、美波と彼女の美しさは全く異なる。美波の肌は日焼けしていて、彼女の肌は真っ白だ。引き締まってスレンダーな美波に対し、彼女の身体は胸が大きくボディラインが柔らかい。凛として大人びた美波の顔立ちに対し、大きな目元と小鼻が彩るあどけない彼女の目鼻立ち。美波の黒いショートと、彼女の茶色いロングヘアー。背が高い美波と、小さな彼女。同い年の女の子であるというのに、美波と彼女は異なる魅力を持っていた。美波はまた生唾を飲む。手のひらが風で冷たい。

「帆華……」

ほのか、八木原帆華。あの頃の美波の全て。思春期を捧げたひと。秋風が吹いていて、光が降り注いでいた。視線と視線が絡みあい、どくりどくりと、また鼓動が早まった。背中に汗が滲んでて、美波の両手が握られる。声が出せない。緊張してて。帆華はそんな親友を見かねてか、桜色の唇を開いた。

「……美波ちゃん。大切な用事って?」

忘れられない思い出がある。良かれ、悪しかれ、忘れられない思い出が。光が、白が、海馬を刺激し、あの日を今に引き寄せていく。



カクテルの中の四角い氷が青色の鏡になって、バーの中の照明を美波の瞳に向けていた。カウンターの上に佇む空色のカクテルは、あの子の気配を思わせる甘い匂いを漂わせている。鼓動の頻度も体温も平常時より高まっていて、そして漏れた吐息によって水面が冷たく揺れていた。人生の中で、もう何度目になるだろう……、何度思い出して、噛み締めているのだろう。汗が、にじむ。

「う……」

美波は強く瞬きをして、紺色のスーツを纏った腕を動かした。高校の頃より白が強くなっている女の指でグラスを掴む。過去が人の心を作る。思春期時代に引きずられている。私はまだ子供でしかないのかもしれない。少なくとも私の半分ほどは。隣の席には、ハーフアップの女性がいて、柔らかなグレーのスーツ姿に女の色香を篭らせている。彼女の甘い声と匂いも美波の記憶を刺激していた。

「先輩。……あの、先輩?」
「あ……」

スーツの肩に触られる。不意をつかれ、声が漏れた。間抜けみたいで恥ずかしく、美波はすぐに表情を整えた。横に座る小柄な女性は、お酒に酔って赤らんでいて、まぶたを瞬きつつ美波の顔を覗いている。バーの雰囲気がふたたび意識に入ってくる。

ふたりが落ち着くバーの中は、BGMと談笑とグラスの音に満たされていた。美波と彼女は会社の先輩と後輩にあたるような関係であり、黒や紺やグレーのスーツが満ちている酒場の中では、背景の備品に溶けこむほどありふれた間柄である。ふたりの背後をウェイトレスが通り過ぎ、天井からの音楽が柔らかなピアノの独奏になる。美波が彼女を見下ろすと、大きな瞳に見つめられる。また、あの頃を、思い出しかけていた。

「先輩、先輩、……どうしました? 気分でも悪いんですか?」
「ううん……。ごめんなさい」

美波はなんとか応答をする。

「何だか、ぼんやりしちゃって。残業続きで疲れたのかな。書類をまとめて、課長のお小言も聞かされて……」
「……私の愚痴も、聞いてて疲れましたよね?」
「ううん。たぶん、仕事続きで疲れてただけ。伏島さんとのお話で、疲れるわけないじゃない」

美波は年長らしく落ち着いた笑みを向ける。

「でも、本当に、私ばかり相談に乗ってもらって」
「気にしないでいいの。あなたは私の可愛い後輩なんだから」

ここで、ふと、後輩の瞳を意識して、美波の口が戸惑うように言葉を止める。同時に美波は自分の言葉を振り返り、急に恥ずかしくなって、唾液を飲んで、グラスに向かい、落ち着いた声で話を続けた。

「……その。とにかく、先輩後輩なんていっても、年は近いし、友達みたいな関係だし。愚痴でも何でも、言ってくれていいの。オフィスの外では、気を遣わなくていいから」
「はい……、それなら、そうしてみます」

自分から口走った「可愛い」という表現が、振り返れば、振り返るほど、あまりにもうかつに感じられた。後輩が何かを察していないか、美波は不安にかられたが、彼女は自分の黄色いグラスを傾けていて、美波の言葉を探ることをしなかった。もう25歳なのに、もうすぐ主任に昇進するのに、些細な言葉にさえ臆病になる自分の心が脆弱で、とてもとても苦しくて、恥ずかしくもあり、先輩としての表情を保てなくなりそうだった。

「私って、わりあい、依存体質なんですよね……。世間知らずなところもありますし……」

後輩がそんなことを言うので、美波は明るくフォローを入れた。

「新人の頃って、企業文化に慣れてないし、悩みとか多くなるし、……だから、素直に周りに頼れるのはいいことだよ。適度に依存するのがいいの」
「……そういうものですか?」
「うん。だから頼って。女同士だし、親身になれると思うから」

後輩がどこか物憂げだ。らしくないと思ってしまった。普段の瑠花は明るくて可愛くて、学生のエネルギーをそのまま残すところがあるのだ。美波は彼女に流し込まれるカクテルを見る。火照る。可愛い。いけない。ああ。同じ女性に理解されない乙女心が、赤らむ頬にひどく反応させられている。3歳下の後輩の唇が、カクテルによってかすかに濡れる。綺麗で美味しそうだった。美波もグラスに口をつけ、お酒の味が舌の味蕾を刺激する。

アルコール、白い光、高まる感情、そして隣りの後輩の甘い気配が重なると、美波はどうしても昔のことを思い出してしまうのだった。唇があの日の感触を覚えている。熱く、そして、やわらかな。美波は後輩に視線を向けた。伏島さん。瑠花。ふせじまるか。伏島瑠花。下の名前で呼ぶ機会は殆ど無いが、可愛らしい名前だと美波は密かに思っている。可愛い名前の人が好き。女性は可愛いものだから。カクテルを飲みつつ、瑠花の姿を密かに眺める。

「先輩って、お見合いとかしたことありますか……?」
「無いかな。だって、私達の親世代までの文化でしょう」
「ですよね。……あの、それなら、結婚って、どうなんでしょう」
「どうって?」
「結婚って、したほうがいいんでしょうか……」

黒くてふわふわとした肩にかかるロングヘアー、ハーフアップを作り出す白くて清楚なデザインのクリップ、性格を表すような明るいグレーのレディーススーツ、銀色の腕時計、フレアスカート、黒い靴、肌色のストッキング。スーツの胸がふっくらと膨らんでいて、そこに視線が行くたびに、内側の世界を自然と想像してしまう。活動的で動きやすいショートヘアの美波に対し、フェミニンな魅力を満載にした瑠花の髪と服装は、軽い香水の中に漂うメスの香りもあいまって、美波の心を抗いがたい苦悩に導くのであった。

「結婚するかは自由じゃない。……伏島さんは、してみたいの?」
「いえ、先輩が、どう考えてるのか気になって……」
「私は、……分からないなぁ。結婚は、自分と相手が幸せになるためにするものだから……、したらいいとか、しちゃいけないとか、一言では言えないよ」

ああ、本当に、愛くるしい横顔……。薄い口紅の色が淡く乗った桜の口元、ムースのようにやわらかなメスの赤身が、会話の中で魅惑的に開いて閉じて運動していた。成熟した女性であり、女性であるがゆえに、女性としての性欲を持つ迎田美波は、後輩が漂わせる芳醇なフェロモンに刺激され、じんわりと身体に興奮の熱が染み渡り、ふたつ目の脳ともいうべき子宮がひどく疼いてしまう。

「伏島さんは、誰か、気になってる人がいるの?」
「……いえ、そういうわけじゃないんです。何か、私、変ですね。結婚する気もないのに、結婚の話なんて……」

そう言って瑠花は柔らかく微笑んだ。欲しい。だめ。欲しいなんて、思っては……。お互いに、不幸になるだけ。瑠花の高い声。真水のように透明な声。小柄な彼女が奏でる声は、どこか少女のようでありつつ、内容や呼吸には成人女性の芯もある。二重の魅力のカクテルなのだ。ふっくらした胸。見てはいけない。首筋も、指先も、赤らんだ?も、愛らしい眼差しも、見とれてしまったら魅了されて吸い込まれる。もう、とっくに、見とれていた。柔らかな女性の信号に心を奪われていると、叶わない欲望を抱いてしまうに違いない。でも、どうして、叶わないと決めつけるのか。でも、確率は、レズビアンの比率は高くない。現実。統計。数学。関係が変わってしまったら? 後輩を困らせたくない。今の空気を壊したくない。……臆病者。私は、今も、臆病者だ。過去が私を定義している。あの子の声が心に響く。

美波ちゃん。私ね、本当に、真剣に考えたんだけど……。

美波はグラスを唇に添え、落ち着いたビジネスウーマンを装いながら、明るい気持ちを取り戻すため、グラスをそっと傾けた。度数が高いカクテルだった。私はふたつめ、後輩はみっつめ、……感傷的になっているのは、アルコールのせいなのかもしれない。オフィスの美波は、冷静に仕事をこなしており、課長や部長も一目置く若手の有望株なのだ。恋愛感情と性的欲求に苦悩して、うじうじするのは、私じゃない。会社の中ではそういうことになっていた。

しかし、彼女は、オフィスビルの外にいる。お酒で自分を鼓舞しなければならなかった。もし、酔ったら、変なことを口走ってしまうかも……、いつも心に留めている考えも、今日ばかりは思いに流され、空色のカクテルで美波は喉を潤した。美波と瑠花は和やかに言葉を交わしている。お酒が進む。ファッションやドラマのことを話して、就業時間の何倍も早く時間を飲み干していく。気付けば瑠花は「えへへ」と笑い、嬉しそうに口元を月にして、酔いのためかゆらゆらと揺れながら、美波の方に甘えるようにしなだれかかる。驚いた。美波は瑠花を抱きとめて、ふらつく彼女に注意した。

「ちょっと、危ないよ。……ちゃんと座って」
「いやです……。先輩、抱きまくらみたいです……」

瑠花がさらに抱きついてくる。華奢な腕、大きな乳房、髪から漂う良い匂いと、赤らんで見上げる後輩の顔。だめ。潤んだ目元がゾクリとするほど性的で、美波の心が大いにかき乱されていく。

「駄目だって、ほらっ……」

耳まで赤くなりながらも、美波は気をしっかり保って、瑠花の肩を優しく前後に揺さぶった。瑠花が額を美波の胸にこすりつける。

「へッ……、もっ、もう、飲み過ぎ。……明日が休みだからって」
「だって……、私、寂しいんです。仕事で忙しくて、大学時代の友達ともリアルでは全然会えてなくて、話を聞いてくれるのは、美波先輩だけ……。帰っても、ひとりぼっち」
「ああ、もう……、分かったから。今日はそろそろお開きにしましょう。寂しいなら、また映画とか付き合ってあげるから」

瑠花は美波に抱きついたままじっと見上げ、両目をぱちぱちさせたあと、子供のように小さく頷き、美波の胸に顔をうずめる。柔らかくて暖かな毛髪が美波の手の甲のあたりにかかっていた。

「先輩、うれしい……」
「ちょっと、もう……、本当に酔っちゃって。大人なんだから飲酒量は管理しないと。私が男だったら、お持ち帰りされてたかもしれないよ? そんなに飲んで帰れるの?」
「ふぁい……、今度から、きをつけます」
「はぁ、まったく……」

なんて、呆れたふりをしてみるが、美波の心臓はバクバクと動いてて、絶え間ない女の色香が美波の理性を削るのだった。美波は瑠花に酔っていた。確かめることは出来ないが、美波の膣は濡れていたのかもしれない。愛らしさで母性を、妖艶さで雌性を、無意識に刺激してくるので抗うすべは何もない。美波の脳は、女の身体の、女の匂いの、美しさを知っていた。喜びの源泉であり、苦悩の根源でもあった。本当に綺麗な髪の毛。さらさらで、いいにおい。

この子はどこか、あの子に似ている。悪意のないスキンシップで、困らせてくることもそう。ノンケの子のスキンシップは、本当に罪づくりだ。どう反応すればいいのか分からなくなる。しかし美波は大人だった。平静をしっかり保ち瑠花の身体を持ち上げた。身体を支えてやりながら、赤らむ瑠花に質問する。
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